松木先生の共著論文が科学研究雑誌「Life」に掲載。

  • 2021/07/11
  • リハビリテーション学部

四條畷学園大学では、澳 昂佑先生(元:四條畷学園大学、現:川﨑医療福祉大学)が筆頭、本学リハビリテーション学部松木明好(理学療法学専攻教授)が共著の論文「Effect of Increased Flexor Hallucis Longus Muscle Activity on Ground Reaction Force during Landing」
が科学研究雑誌「Life」(IF:3.817)に掲載されました。

日本語の要約は以下になります。
「高衝撃の地面力が繰り返されると、怪我やパフォーマンスの低下につながる。長母趾屈筋(FHL)の活動を増加させると、剛性と弾力性が増すことが知られているが、これが着地時の衝撃吸収による地面反力の減少にもつながるかどうかは不明である。本研究では,健康な被験者を対象に,長母指屈筋の筋活動を増加させることが,着地時の地面反力に影響を与えるかどうかを調べることを目的とした。8人の被験者が,着地の瞬間に中足趾節関節(MTP)を屈曲させる場合とさせない場合に分けて,フォースプラットフォームへのシングルレッグステップを5回試行した。着地時に中足趾節関節を屈曲させた場合とさせなかった場合とで,中足趾節関節を屈曲させた場合とさせなかった場合とで,中足趾節関節と内側腓腹筋の統合表面筋電図(sEMG)および地面反力(GRF)を測定した。MTP関節を屈曲させると、GRFの垂直方向および内側方向の力のピークが有意に減少し、FHLの筋活動が増加した。着地の瞬間にMTP関節を屈曲させることで、健常者はFHL筋活動の増加により、足裏での力の散逸を通じてGRFを減少させる。この結果から、着地の瞬間にMTP関節を屈曲させることで衝撃力を軽減し、傷害予防に貢献する可能性が示唆された。」

今後も、四條畷学園大学は国民の健康に寄与するリハビリテーション研究を継続していきます。

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