【リハビリテーション学部】田丸佳希講師が大阪認知症研究会助成に採択されました。

  • 2017/06/23
公益財団法人大阪認知症研究会の平成29年度医学研究助成に、田丸佳希講師(リハビリテーション学部リハビリテーション学科作業療法学専攻)の研究テーマが採択されました。 7月25日(火)に千里阪急ホテルにて贈呈式が行われます。

■ 研究課題:アルツハイマー型認知症患者の重症化に伴うPre-shapingパターンの変化

■ 研究内容:
健常高齢者は、加齢に伴って手指巧緻性が低下します。その原因は、筋力低下・感覚機能の低下、反応速度の低下などが報告されています。さらに高齢者は、アルツハイマー型認知症(AD)を患うことで急速に巧緻動作能力の低下が進みます。またADの重症化は、利き手が非利き手よりも優位に低下するといった健常加齢では認められない現象を引き起こしています。この原因は未だ明らかとなっていません。そこで、本研究は、ADの重症度化と巧緻動作能力の関係性を検討するため、巧緻動作を“移動成分”と“操作成分”に区分し、AD患者がどの成分で減弱されているのかを検討します。これにより、ADの脳萎縮に伴う行為変容、また神経心理学的側面からADの巧緻動作能力低下の背景を解明していきます。

■ 助成金額:60万円

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