松木明好教授の Comment on article が JAMA Neurology オンライン版に掲載されました。
- 2025/10/10
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リハビリテーション学部
本学リハビリテーション学部 理学療法学専攻の松木明好 教授による Comment on article が、世界的に権威ある神経学専門誌 JAMA Neurology（米国医師会雑誌神経学版） のオンライン版に掲載されました。
このコメントは、「Home Training for Cerebellar Ataxias: A Randomized Clinical Trial」（Barbuto et al., JAMA Neurology, 2025年9月14日オンライン掲載） に対して寄せられたもので、論文に示された在宅有酸素運動の有効性を高く評価しつつ、その方法論的課題と臨床的示唆を論じています。
松木教授は、リハビリテーション実践における運動強度設定と評価の非対称性（心拍数ベース vs 主観的難易度評価）が結果の解釈に影響しうる点を指摘しています。さらに、介入継続率や疾患多様性を考慮した統計的再解析（線形混合効果モデル・媒介分析など）の必要性を提案しました。これにより、「どの患者に、どのような運動が、どのような機序を通じて有効か」を明らかにする道筋を示しています。
掲載情報
Title: Home Training for Cerebellar Ataxias: Methodological and Clinical Considerations
Author: Akiyoshi Matsugi, PhD (Shijonawate Gakuen University), Yutaka Kikuchi, MS, PT (Mihara Memorial Hospital), Kazuhiro Miyata, PhD, PT (Ibaraki Prefectural University of Health Sciences)
Journal: JAMA Neurology
Publication date: September 25, 2025
DOI: 10.1001/jamaneurol.2025.3421