手術直後の患者さんの観察・報告の演習を実施しました

  • 2025/06/06

成人看護学急性期分野では、手術を受ける患者さんの看護について学びます。今回は、3年生を対象に「手術直後の観察と報告」に焦点を当てた演習を行いました。
演習では、学生自身が術後患者に扮し、ドレーンや点滴などの医療器具を実際に装着することで、よりリアルな状況を再現しました。観察する側の学生は、バイタルサインや表情、創部の状態など総合的に判断し、「術後経過は順調かどうか」を教員に報告します。
患者役を体験した学生からは「様々な医療器具が装着されるのは苦痛で不安だった。動きにくかった。」などの声もあり、看護する側だけでなく患者体験からも学びを得ることができました。
また、この演習には4年生もサポーターとして参加し、3年生は身近な先輩からも助言を受けられる貴重な機会になりました。4年生にとっても自らの経験を振り返り、後輩の成長を支えるやりがいを感じる場となりました。
こうした体験型の学びを通して、学生たちは手術を受ける患者さんへの理解と看護実践力を着実に高めます。

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