2025年3月15日に開催された第15回日本小脳学会学術大会で、本学リハビリテーション学部 理学療法学専攻 教授 松木明好が一般演題「左右上肢協調運動学習への片側小脳の関与―反復経頭蓋磁気刺激実験の予備解析―」を発表しました。

  • 2025/03/18
  • リハビリテーション学部

本研究では、左右手の協調運動学習、および再学習における左右手間の相互干渉が運動再学習を阻害することを確かめました。また右小脳半球への反復経頭蓋磁気刺激によってこの運動干渉が軽減され運動学習が促進されることがわかりました。このことは、左右手の運動干渉に樟脳が関与している可能性を示唆します。

リハビリテーションの臨床では、両手を使って新しい運動を再学習することはよくあります。その際、左右の運動難易度が違う場合、運動の巧緻性が下がってしまう干渉が生じることがあります。小脳が障害されている時の両手協調運動の学習の障害はもしかするとこの運動干渉が関与しているかもしれません。

 

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