4年生:B型肝炎患者・患者家族の体験を伺いました。

  • 2024/10/04
  • 看護学部

看護学部4年次の看護倫理科目では、B型肝炎訴訟原告団の方々をお招きして特別講義を行っており、5年目になります。
全国B型肝炎訴訟大阪原告団と弁護士の皆様のご協力により実現したこの講義は、わが国の医療従事者の教育における重要な取り組みの一つとして位置づけられています。
原告の方々から、診断を受けた経緯、その後の苦悩と将来への願いについてお話を伺いました。
体験談を通じて、肝炎患者への偏見や差別の問題、感染防止の重要性について学び、講義後のディスカッションでは、「患者一人一人の背景をよく知る大切さ」「患者の安全を第一に考えること」「医療従事者が正しい知識を持ち、それを伝える役割になること」「正義の原則の視点を持ち、自分の偏見に気づくこと」などの発言が聞かれ、将来の医療従事者として必要な倫理観を深めていました。


卒業間近の学生たちにとって、この講義は貴重な学びの機会となっています。
今後も、B型肝炎ウイルス感染防止や、医療従事者養成課程における偏見差別防止教育の推進に貢献してまいります。
写真は、教材として提供を受けました冊子です。


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