作業療法学専攻の花田恵介教授が共著となった研究論文が国際雑誌に掲載されました。

  • 2023/05/31
  • リハビリテーション学部

本学、リハビリテーション学部 作業療法学専攻 花田恵介教授が共著となった研究論文「Attempt to Make the 
Upper-Limb Item of Objective Fugl–Meyer Assessment Using 9-Axis Motion 
Sensors」が国際科学雑誌「Sensors 」 (IF=3.847)に掲載、公開されました。

 

Fugl-Meyer Assessment(FMA)は脳卒中患者さんの感覚運動機能を評価する、日本でも一般的な臨床尺度です。本論文は、そのFugl-Meyer Assessment(FMA)上肢運動項目を、センサで自動的に算出できるようになることを目標に行われた研究です。具体的には、MyoMotionという9軸センサ(3軸加速度計、3軸ジャイロセンサ、3軸磁気センサ)を上半身に着けた状態で、脳卒中患者と健常者にFMA上肢運動項目の評価を受けてもらい、検査者の採点とセンサ値がどのように相関するかを調べました。その結果、ヒトのFMA採点値を推定する際に、体幹センサの変動が大きく寄与していたという新たな知見が得られました。今回の結果は、誰もがより良いリハビリテーションを受けられることを目指した取り組みとして、有益な情報であると考えられます。

 

論文の詳細は下記URLよりご覧ください。
https://www.mdpi.com/1424-8220/23/11/5213

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