四條畷学園大学-Shijonawate Gakuen University-

トップページ > 学部情報 > リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻

リハビリテーション学部 リハビリテーション学科理学療法学専攻[PT]

人がよりよく生きるための「からだのうごき」を取り戻す。

専攻概要

動作の専門家である理学療法士。様々な分野に結びつく重要な仕事。

動作の専門家である理学療法士。
様々な分野に結びつく重要な仕事。

理学療法士をわかりやすく言い表すと「動作の専門家」。起き上がり、立ち上がり、歩くといった動作の改善を目指し、筋力強化、麻痺の回復、痛みの軽減など運動機能に直接働きかける治療を行います。
国家資格である理学療法士は、主に病院やクリニック、介護保険関連施設等で働いています。中には専門性を生かし、スポーツの分野で働く理学療法士もいます。
また、住宅環境や生活環境、多くの人々との情報交換などを便利で使いやすくするためには-理学療法士はこうした情報も提供し、他の産業分野とも結びついています。

到来した「人生90年」の時代。病気や怪我、障がいにとどまらず健康づくりも支えます。

到来した「人生100年」の時代。病気や怪我、障がいにとどまらず健康づくりも支えます。

病気や怪我により障がいが生じることは、自分の身の上ではなく一部の人のことと思われがちでした。しかし、「人生100年」を迎える現在では、障がいは誰にでも起こり得る状況になり、健康を維持していくことがますます重要視されています。
こうした時代に対応するべく、これまでの医療・病気・障害といった分野にとどまることなく、人それぞれの健康づくりを支えることのできる、広い視野や豊かな人間性を備えた理学療法士の育成に努めます。

理学療法士とは?

理学療法士(Physical Therapist:PTとも呼ばれます)は、身体に障がいのある人に対して、座る、立つ、歩くなどの基本動作能力の回復や障がいの予防を目的に、運動や物理療法(温熱、電気等を治療目的に利用します)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。

カリキュラムについて

  • 1年次
  • 2年次
  • 3年次
  • 4年次

1年次

一般教育科目を中心に、医療系の学びの基礎となる解剖学や生理学、
基本的な専門教科である運動療法学概論などを履修します。

  • 解剖学Ⅰ・Ⅱ

    解剖学Ⅰ・Ⅱ

    人の身体の構造がどうなっているかを知る

    病気や障がいを学ぶためには、まず基本となる心身のしくみやはたらきを十分に理解する必要があります。解剖学では骨格系、関節・靭帯、筋系、神経系の構造について学び、解剖学標本模型を使用した実習を通じて、3次元的・有機的な学習を行います。

  • 運動療法学概論

    運動療法学概論

    基本動作のメカニズムを理解し、効果的な運動療法を導く

    理学療法の柱となる運動療法の対象である疾患や領域を理解し、運動が身体に与える効果、影響について生理学、運動学の観点から学習します。様々な測定機器の操作方法を学ぶとともに、客観的データを収集しながら、その分析方法を習得。さらに、運動療法の実技に繋げていきます。

専門科目

  • 理学療法概論
  • 理学療法入門
  • 運動療法学概論
  • 作業療法概論
  • 基礎看護学概説
閉じる

2年次

臨床医学科目に加え、物理療法学や理学療法評価学などの専門的な科目を学びます。
身体運動を理解し、障がいのある人の状態を評価する方法を身につけます。

  • 理学療法評価学

    理学療法評価学

    正しく障がいを把握し、的確な検査・測定に繋げる

    身体障がいを有する人々に対する理学療法評価の方法や技術である、関節可動域測定や徒手筋力テスト、感覚検査、反射検査などの基礎技法を学びます。

  • 神経系運動療法学

    神経系運動療法学

    代表的な神経系疾患と障がい、それら障がいの改善へ向けての関わり方を学ぶ

    脳卒中など神経系疾患の障がいで片麻痺などがある人が、平行棒や杖、階段を使った歩行の基本動作を身につけるための指導法などを実践的に学びます。

専門科目

  • 理学療法評価学実習Ⅰ・Ⅱ
  • 理学療法評価学
  • 運動器系運動療法学
  • 神経系運動療法学
  • 物理療法学
  • 日常生活動作障害学
  • 生活環境論
  • 義肢装具学

臨床実習

  • 基礎臨床実習(1週間)
閉じる

3年次

様々なケガや病気に合わせた治療技術を学びます。
学年末の3週間の病院実習では、障がいのある人の状態を評価して理学療法プログラムを作成します。

  • 義肢装具学実習

    義肢装具学実習

    部位ごとの義肢、疾患に応じた装具を理解する

    模擬症例を用い、疾患や障がいに応じた運動療法を考察する能力を身につけます。例えば、手足を切断された方への義手・義足や装具の種類、名称を理解し、その特徴や機能を説明するなど、対象者の方への臨床応用ができることを目標に学習します。

  • 物理療法学実習

    物理療法学実習

    物理療法で用いる機器を使用し、実習から理解を深める

    理学療法の柱のひとつである物理療法について、具体的な手技や方法を学び、生理学的効果・適応・禁忌について理解を深めます。電気刺激療法・牽引療法・光線療法・バイオフィードバック療法・温熱寒冷療法・超音波療法の原理、方法、効果、適応、禁忌について実習を行います。

専門科目

  • 理学療法管理学
  • 理学療法研究論
  • 臨床理学療法評価学演習Ⅰ
  • 臨床理学療法評価学演習Ⅱ
  • 運動発達障害評価学
  • 運動器系運動療法学実習
  • 神経系運動療法学実習
  • 内部障害系運動療法学
  • 運動発達障害治療学
  • 物理療法学実習
  • 日常生活動作障害学実習
  • 義肢装具学実習
  • 理学療法実習Ⅰ(運動器疾患分野)
  • 理学療法実習Ⅱ(中枢神経疾患分野)
  • 理学療法実習Ⅲ(内部障害疾患・生活支援分野)
  • 理学療法総合演習(OSCE)
  • 理学療法ゼミナール
  • 卒業研究
  • 地域リハビリテーション原論
  • 地域理学療法学
  • リハビリテーション工学
  • 地域リハビリテーション研究
  • 海外地域リハビリテーション実習
  • スポーツリハビリテーション概論
  • スポーツリハビリテーション学

臨床実習

  • 臨床評価実習(3週間)
閉じる

4年次

8週間×2施設での病院実習があり、理学療法士の指導を受けながら、
理学療法の実際を学びます。また、卒業研究や国家試験準備も行います。

  • スポーツリハビリテーション概論

    理学療法特論I

    様々な現場に対応できる実践力と技術力を身につける

    小児から高齢者までを対象とした理学療法を含め、スポーツ分野や災害時の対応など、理学療法士が活躍できる場の広がりに合わせた内容を、より臨床的な視点で学びます。

  • 総合臨床実習

    総合臨床実習

    医療機関の理学療法部門において、学内外で得た知識と技術を実践する

    学内授業および、今までの臨床実習で得た知識と技術を用いて、理学療法における検査・測定と治療の技術を実践し、基本的な理学療法技術を習得します。

専門科目

  • 理学療法特論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

臨床実習

  • 総合臨床実習Ⅰ(8週間)
  • 総合臨床実習Ⅱ(8週間)
  • 総合臨床実習Ⅲ(8週間)
※2期間実施
閉じる
カリキュラムはこちら

もっと知りたい研究室
(理学療法学専攻)

脊髄小脳変性症患者様へのリハビリテーション開発

リハビリとは、病気やケガなどによって生じた障がいに対し、機能の回復をめざす活動です。しかし、様々な障がいに対し、メカニズムやアプローチ方法、介入の仕方などは、まだ完全には解明されていません。松木明好先生が手掛けている研究もその一つです。脊髄小脳変性症という病気によって、手が震えたり、バランスがうまくとれず歩行困難になったりする患者さんへのリハビリ方法を開発しています。

脊髄小脳変性症は、筋力のバランスや歩行の調節などを保つ役割を担う小脳や脊髄に障がいが生じる病気です。先の研究では、協力病院の先生方と共に、患者さんの小脳へ弱い電流を与え、脳活動を引き起こし、脊髄運動神経群の活動を調査。結果、健常者と変わらない可能性があることがわかりました。

これにより、脊髄小脳変性症患者さんの運動障がいのメカニズムや病状の理解を深めるとともに、より効果のあるリハビリテーション開発が期待されます。


小脳に磁気刺激を与え、脊髄の運動神経反応を電気図で確認


日本生理学会プレシンポジウムにて研究成果を発表

スポーツ傷害予防のためのトレーニング方法の考案

スポーツの世界において、昔は当たり前だった練習方法が今では間違いだといわれることも増えてきました。トレーニングの常識も日々変化し、選手の姿勢や筋肉の柔らかさ、活動の仕方などのデータを取り、その結果を分析。一人ひとりに適したトレーニング法を作り出し、故障しにくい身体に、そしてより高いパフォーマンスができる身体になるよう、科学的な根拠に基づいたサポートが行われています。

理学療法士である木下和昭先生も兵庫県U-15ジュニア体操競技の代表トレーナーとして練習や合宿に参加するとともに、クラブチームでは姿勢やバランス、運動能力を客観的に評価しながら、トレーニングを組み立てたり、大会に帯同したりしてサポートしています。

過度な負担やトレーニングのくり返しは「スポーツ障がい」の原因になります。骨折、脱臼、ねんざなどスポーツ外傷は防ぎにくいものでもありますが、「スポーツ障がい」においては必ず原因があり、正しい練習方法で行えば予防できます。

選手の身体を科学的に評価・分析することで、ケガを防ぐだけでなくトップアスリートへ導くこともできます。今、そのための研究に注目が集まっています。


倒立時の筋肉の活動量を筋電図で解析